長野県の東部、千曲川沿いには69箇所のワイナリー・ヴィンヤードがあります。
それぞれの情熱が詰まったワインを試飲できるワイナリーを紹介します。
※最新情報はそれぞれの公式WEBサイトをご覧いただく等ご確認をお願いします。
※試飲可能なワインは掲載のワインと異なる場合があります。
※販売店舗やレストランを併設していないワイナリーでは状況によって見学等も受けられない場合があります。
■ 千曲市
イルフェボー

千曲市初のワイナリー
高齢化に伴い農地が荒れてしまうという周りの声から、耕作放棄地を開墾することにより、少しでも地域の方々が喜んでいただけたらとの思いでワイン用ぶどうを作ることを決めました。地元の生産されたぶどうを使い地元で醸造する、地域密着型のワイナリーを目指しています。千曲市に点在した4か所の圃場で、標高400m~800mの高低差を活かした栽培をしています。イルフェボーは、フランス語で「いい天気」。地域が明るく気持ちよく住みやすい場所になるように、との想いが込められています。
場所
長野県千曲市八幡4030-1
電話番号
026-274-5656
サイトURL
の音wines

レストランのソムリエが、出身地の千曲市倉科地区にワイン用ぶどうを植えはじめたのが、2016年でした。山梨県甲州市のワイナリー「98wines」でワインづくりを学び、2023年に試飲・販売店舗を併設したワイナリーを設立し、自社醸造をはじめました。
場所
長野県千曲市倉科1223
電話番号
026-285-0998
サイトURL https://nootowines.jp/
■ 上田市
シャトーメルシャン椀子ワイナリー


シャトー・メルシャンでは、高品質なブドウ栽培のために栽培適地を探していたところ、陽当たりの良さ、降水量の少なさ、排水性・通気性に優れた、上田市丸子地区陣場台地のこの地に出会いました。当時は桑畑があり遊休荒廃地化していましたが、地元の方々の協力を得ながら、ブドウ畑へと転換、2003年、椀子ヴィンヤードを開場しました。それから16年、世界に認められるワインを生み出す産地となった椀子ヴィンヤードの小高い丘の上に、2019年9月、「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」が誕生しました。
シャトー・メルシャンは、「日本を世界の銘醸地に」のビジョンのもと、造りのフィロソフィーとして「フィネス&エレガンス~調和のとれた上品な味わい~」を追求しています。突出するものはなく、欠けるものもない、完全なる調和がもたらす味わい。シャトー・メルシャンは自然と調和し、一つ一つが完全にバランスのとれた「日本庭園」のようなワイン造りを目指し、「勝沼ワイナリー」、「桔梗ヶ原ワイナリー」、「椀子ワイナリー」の3つのワイナリーから日本ワインの魅力を発信してまいります。
場所
長野県上田市長瀬146-2
営業時間
10時~16時30分(テイスティングカウンターL.O.16時)
定休日
季節によって変動します。椀子ワイナリーホームページよりご確認ください。
電話番号
0268-75-8790
FAX
0268-75-8850
サイトURL
■ 東御市
シクロヴィンヤード(株) / 496ワイナリー

社名のシクロはフランス語で自転車の意で、代表が元プロサイクリストだった事に由来します。ワイナリーの位置する東御市の千曲川左岸にある八重原の大地は強い粘土質の土壌が特徴で、骨格のしっかりした力強いブドウが育ちます。お飲みいただく皆様の笑顔を願い、ワインづくりを通じて美しい農村環境を受け継ぎ、地域を活性化し、日本ワイン文化の醸成に貢献することを目標とするワイナリーです。(文・鹿取みゆき)
場所
長野県東御市八重原1018
メールアドレス
cyclo-vineyards@ueda.ne.jp
サイトURL
ツイヂラボ

2020年に設立された築地克己さんと勢津子さんのご夫妻が営むワイナリー。東京で暮らしていた築地さん夫妻は縁あった東御市の知人のブドウ園を手伝ううちに、この地で実践されている「ワインのある生活」にしだいに魅力を感じるようになる。そして2014年には東御市に家を買い、16年には標高860メートルの高地にシャルドネとメルロを植えた。ワイナリー設立に際しては、オーストラリアや欧州圏などでワイン造りの実績を積んだ須賀貴大さんをワインメーカーに迎えている。近隣のブドウ栽培者からの委託醸造の依頼も受ける。(文・鹿取みゆき)
場所
長野県東御市和3875-1
メールアドレス
tsuitch@me.com(代表 築地克己)
電話番号
090-5496-6798(代表 築地克己)
https://www.instagram.com/tsuijilab/
ドメーヌナカジマ

2014年設立の少量生産の家族経営によるワイナリー。中島豊さんは、20代後半に緑豊かな田舎で畑仕事をして静かに暮らしたいと願い、ブドウを育て、ワインをつくる人生を歩み始めた。少雨で晴天が多く冷涼な東御市に可能性を感じ、移住。自社畑は田沢地区の南向き急斜面でブドウ栽培に絶好の立地。フランスのロワール地方のような、程よく酸味の残るエレガントなワインを目指す。化学合成農薬を使わずに育てたブドウを野生酵母で発酵させている。(文・鹿取みゆき)
場所
長野県東御市和4601-3
メールアドレス
info@d-nakajima.jp
営業時間
11時~16時
(土日祝のみ、GWから売り切れまで)
https://www.instagram.com/domaine_nakajima/
アルカンヴィーニュ

日本ワイン農業研究所株式会社が営む、ヴィラデストワイナリーの兄弟ワイナリー。次世代を担う造り手を育てる「千曲川ワインアカデミー」も開講。標高920mの丘の上に立つテラスからは、千曲川の彼方に北アルプスの稜線、一方には八ヶ岳の姿も望める。アルカンヴィーニュでは地域で栽培される原料を用いた、カジュアルなワインやシードル、そして瓶内二次発酵でつくる本格的なスパークリングワインを、ヴィラデストで培った技術により製造している。また、同アカデミーの卒業生、終結する栽培者たちからの委託醸造も請け負い、応援中。(文・鹿取みゆき)
場所
長野県東御市和6667
メールアドレス
info@jw-arc.co.jp
営業時間
10時~17時(3~12月)
10時~16時(1~2月)
定休日
木(3~12月)
木、土、日、祝日(1~2月)
電話番号
0268-71-7082
サイトURL
ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー

東御市初のワイナリー。玉村豊男(エッセイスト・画家)夫妻が1991年に東御市(当時は東部町)に移住。翌年、ワイン用ブドウの栽培を開始し、2003年にワイナリー設立。栽培醸造は、開業当時から小西超が担う。
ワイナリーの周囲にはブドウ畑が広がり、四季折々の花やハーブなどを楽しめるファームガーデンもある。眼下には、千曲川が流れる東信州の風景が、遠くには北アルプスの雄大な山容が見渡せる。
この地のテロワール(風土)を反映したエレガントかつ凝縮感のあるワインと、地元食材を使った季節感たっぷりの料理を楽しめるカフェレストランも併設。
場所
長野県東御市和6027
メールアドレス
info@villadest.com
営業時間
10時~17時
定休日
水曜日(カフェのみ)
*ショップは水曜日も営業(10時~16時)
12月下旬から3月上旬頃は冬季休業
電話番号
0268-63-7373
0268-63-7704(カフェ予約専用)
サイトURL
カフェ予約
https://www.villadest.com/cafe/form/
Youtube
はすみふぁーむ&ワイナリー

蓮見喜昭さんは農業を通じて日本の地方を元気にしたい、そんな願いを抱き農業に根差したワイン造りを志す。東御市には日照時間の長さ、少雨という気候条件に加えて、南向きの傾斜地という日本ではワイン造りの理想に近い場所が多いと確信、2005年に移住。目指すは冷涼な気候を反映した、ミネラル感溢れるキリッとした酸が特徴のワイン。特にピノ・ノワールと甲州に力を入れる。小さくとも世界に打ってでる力のあるワイナリーを目指している。(文・鹿取みゆき)
場所
長野県東御市祢津413
メールアドレス
info@hasumifarm.com
営業時間
10時~16時(土、日、祝日)
電話番号
0268-64-5550
サイトURL
リュードヴァン

東御市で2番目に設立されたワイナリー。小山英明さんは日本でも当たり前のようにブドウをつくりワインを造り消費される日が訪れ、そして自らもその中で生きていきたいとの思いから1998年にワイン造りの道に入った。東御市祢津地区のかつてリンゴ団地だった耕作放棄地を再生しブドウ園にしようと2006年にこの地に移住し、ブドウを植え育て2010年にワイナリー設立にいたった。レストランではリュードヴァンのワインと共にこの地の食材を積極的に利用したお料理が楽しめる。(文・鹿取みゆき)
場所
東御市祢津405
メールアドレス
info@ruedevin.jp
営業時間
ショップ:10時~17時
レストラン:
11時~14時/平日
10時~17時/土日祝
18時~/ディナー(要予約)
定休日
ショップ:年末年始
レストラン:火曜日、水曜日
※11月より年末年始を除き無休(ショップ・レストランともに)
電話番号
0268-71-5973
サイトURL
ぼんじゅーる農園醸造所

医師の仕事の傍、ワインを飲み続けてきた蓑輪康さんは、さまざまなワインと出会い、自分の飲むワインは自分でつくりたいと思うようになりました。先駆者がいて、気候がいい、土壌がいい、眺望がいい、そして人間がいいと条件が揃う東御市に移住。2010年に鞍掛地区にブドウ園を開園しました。日本の食卓で毎日楽しめるワインをつくりたいと、ピノ・ノワール、シャルドネ、アリゴテを使ったワイン造りに注力しています。(文・鹿取みゆき)
場所
長野県東御市祢津240-3
メールアドレス
info@bonjour.wine
電話番号
0268-63-4144
サイトURL
カーヴハタノ

ワイナリーと畑はなだらかな南斜面の丘にあり、標高約800メートル。眼下には千曲川の流れる谷、正面に蓼科山麓という雄大な光景が望める。
樹齢20年を越える(2021年現在)シャルドネとメルローを中心に冷涼で陽当たりの良いテロワールをいかし、この土地の可能性を最大限に引き出した高品質なワインつくりを心がける。
栽培品種
自家農園:シャルドネ、ピノ・グリ、メルロー
提携農家:ソーヴィニョン・ブラン、シラー、カベルネソーヴィニョン等
場所
長野県東御市新張525-4
電話番号
080-6936-9646
https://www.c-hatano.com/
■ 小諸市
マンズワイン小諸ワイナリー


1971年に小諸の土地でいち早くぶどう栽培を始め、1973年に東信エリアで初のワイナリーを設立しました。
小諸、上田、長和に栽培地があり、最適な品種を探しています。また、今後の気候の変化、趣向の変化に対応すべく、様々な品種への挑戦も忘れていません。栽培技術面では「レインカット」栽培方式で、成熟期にみられる病害を防ぎ、しっかりとぶどうが成熟できる栽培方法を行っています。
お越しいただいた皆様の心休まる場として、ワイナリー内には「万酔園」という日本庭園があります。
場所
長野県小諸市諸375
営業時間
9時30分~16時30分
定休日
ホームページをご確認ください。
電話番号
0267-22-6341
FAX
0267-22-6339
サイトURL
■ 軽井沢町
アンワイナリー


「農ある暮らし」をコンセプトに、軽井沢大日向で70年の歴史がある教会・保育園を再活用したワインづくり。
ワインを通じて、日々の暮らしにポジティブな気持ちをプラスする「笑顔あふれる場」をひなたのテラスは目指しています。
ひなたのテラスでは、教会の下でワインを造る軽井沢初のワイナリー「軽井沢アンワイナリー」が2023年10月に開設しました。ワイナリーに併設するショップとテイスティングバーでは、ワインやスパークリングワイン、シードルの購入や有料テイスティングができます。
軽井沢のぶどう畑は2カ所あります。1つは、建物の前の「元園庭の畑」、2つ目はひなたのテラスから歩いて10分程の「未来の畑」です。会員の方と一緒にブドウ栽培も行っています。
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉5670-1
050-5374-2634
【営業日時】
3月から12月 土・日 12時~16時
※1月から2月は冬季限定営業になります。
【料金】
➀有料テイスティング 300円~
②グラス・ワイン 800円~
③グラスシードル 800円~
④グラスノンアルコール 500円~
⑤おつまみ(チーズ、生ハム)1000円
⑥ランチプレート 1700円(2日前まで要予約)