2010年に開園。東京出身の池敬絃さんは県のワイン生産アカデミーで学んだのち、委託醸造を経て18年に栗林地区にワイナリーを設立。ワインづくりは一個人が一生かけても極められない世代を超えた仕事だと考えている。東御市を選んだのは、名産の巨峰の信じられないほどの美味しさに感動したから。シャルドネを中心としたピノ・ノワール、ソーヴィニョン・ブタンなどヨーロッパ系品種に加え、生食ブドウからもワインをつくる。（文・鹿取みゆき）